陽のあたる場所に至るまでのトンネル
今月の14日、NHK教育の「グラン・ジュテ」という番組で、太田彩子さんという女性が取り上げられていました。
太田さんは、『売れる女性の営業力』や『1億売るオンナの8つの習慣』という本の他、数々の本を執筆されておられます。メディアにも多く取り上げられている、いま、輝く女性です。
太田さんは、リクルート社に入社以来、企画営業として活躍し、再優秀営業賞である「MVP」を3度受賞された方です。番組では、その太田さんが、これまでに歩んできた道にスポットライトを当てていました。
華やかな女性起業家になる夢を思い描いていたのに、大学3年生で結婚、そして出産。起業をあきらめ専業主婦の道を選びます。しかし結婚生活はうまくいかず、子育てに苦労する日々。創刊したばかりのフリーペーパーに契約社員として採用され、飲食店を回って飛び込みで広告を取る仕事に就いたものの、営業成績は半年間で0。どうすれば売れるのか、という壁にぶつかった太田さんを救ったのは、営業成績トップの同僚がかけていた1本の電話だったというプロセス。(以上、番組HPの紹介を参考に作成。)番組でも、当時の太田さんの上司は、その頃は、正直なところ、戦力としてはカウントできなかったというようなことをおっしゃっておられた程でした。
太田さんが陽のあたる場所に至るまでに、どのような時期があり、その後のプロセスをどのように経てこられたのか、大変興味深かったです。
そういえば、過去にも、「営業黒字化と社長の心理」というエントリーで、DeNA社の南場智子社長の特集を取り上げさせていただいたことがありました。
過去のトンネルにいた時代を振り返って、他人に伝えたり、取材に応じて話すことができるようになったりするのは、トンネルを抜けきって、一段高い新しいステージにおられる証かもしれません。
『1億売るオンナの8つの習慣』は、スタートアップエンジンでもご一緒させていただく公認会計士の武田雄治先生もブログで取り上げておられます。
太田さんの本を読み、実践することは、容易いことではないですが、不可能なことでもないと思います。私も、参考にさせていただける点を参考にして、日々の活動に生かせるよう行動に移したいです。