90年代のITベンチャー
90年代というと、もう今から10年以上前です。
2000年10月に出版されたこの本は、日本のインターネットビジネスの黎明期を、明快に記しています。その本は、『ネット起業!あのバカにやらせてみよう』といいます。
今一度、起業しようと考えている方や、いまITベンチャーに携わっている方もお読みいただければと思います。本を購入するのが面倒という方は、ネット上でも、だいたい同じ内容のものが読めます。
この本に出てくる主な登場人物は、次のとおりです。参考として、括弧内に、判明した範囲での現在のお立場を記載いたしました。主にネット上から情報を得ておりますので、異なっていたら、ご容赦願います。
真田哲弥さん (KLab株式会社代表取締役社長)
堀主知ロバートさん (株式会社サイバード代表取締役社長 株式会社サイバードホールディングス代表取締役社長兼グループCEO)
板倉雄一郎さん (株式会社板倉雄一郎事務所代表取締役社長)
松永真理さん (株式会社バンダイ社外取締役)
國重惇史さん (楽天証券株式会社非常勤取締役)
堀義人さん (グロービス・グループ代表)
小池聡さん (3Di株式会社代表取締役社長)
西川潔さん (ngi group株式会社取締役)
松山太河さん
夏野剛さん (慶應義塾大学政策・メディア研究科特別招聘教授)
(同書の冒頭の登場順)
「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」という言葉があります。少なくとも、ネットやITでビジネスを興そうと考えている方や、携わっておられる方はご一読していただくことをお勧めします。勿論、読み物としても面白いですし、起業家がどのようなタイプの人間で、起業家の浮き沈みとはどのようなものであるかが、良くわかる本です。
同書は、10年前に出版されています。この方々の境遇や、勢いのある会社は、この10年で大きく変化したと考えますが、一方で、ネットビジネスの本質は、あまり変わっていないように思います。その意味で、ネットビジネスのモデル・原型は、だいたいこの時代にあったといえるかもしれませんし、次の時代のビジネスのアイディアが出てくるかもしれません。