サービス内容
IPO DDとは
株式上場(IPO)を達成するために、引受審査に匹敵する法務Due Diligence(DD)を実施して、法務上の問題点を可能な限り解決します。
具体的には、すでに問題として認識している事項に加えて、以下の項目ごとに資料提供の依頼や、質問をさせていただき、IPOを達成するために対処が必要となる事項がないかを確認します。
- ・コーポレート(会社法など)
- ・労務
- ・関連当事者取引
- ・許認可
- ・ビジネス
- ・個人情報保護
- ・資産
- ・紛争
- ・知的財産権
- ・その他
- ・ファイナンス
経験上、いかなる問題もなかったということはなく、問題の大小の程度の差はありつつも、何らかの問題があります。
発見された問題への対応
発見された問題は、内容や程度に応じて、以下に分類します。
- 1. 今後、留意すれば足り、過去分については特段の対処を必要としないもの
- 2. 対処を必要とするが、対処すれば十分であるもの
- 3. 開示をすることを要するもの
- 4. IPOを延期又は断念をしなければならないもの
分類後に対応を検討していきます。法務上の問題は解決に時間がかかることがあり、引受審査に入ってから問題点が発見されると、IPOのスケジュールに影響を与えることがあり、早期の準備が肝要です。
サービスの特長
IPOを達成するために、金融商品取引業者による引受審査に入る前に、引受審査に匹敵する法務Due Diligenceを実施して、法務上の問題点を可能な限り解決します。
IPO達成件数 計15件。IPOに関する圧倒的知見の集積があります。
弁護士が複数所属しており、IPO DDを実施している専門的な法律事務所としては、関西最大規模の法律事務所です。
IPO DDの案件に数多く携わってきた弁護士が、チームを組むことにより、迅速で適切なIPO DDを行うことが可能です。
上場企業の社外役員を務めている弁護士が複数名、所属しています。上場企業の法務にも精通しております。
上場企業、スタートアップ企業の社外取締役・社外監査役への就任実績があります。
信頼いただいた証券会社様から、クライアントの紹介実績があります。安心いただけるサービスをご提供します。
IPO法務に詳しく、品質・専門性が高いサービスを提供します。
企業運営、事業についての理解があり、それらを考慮した最適なサービスを提供します。
法務上の問題は解決に時間がかかることがあり、引受審査に入ってから問題点が発見されると、IPOのスケジュールに影響を与えることがあり、早期の準備が肝要です。
事例・実績
対処が必要なものについては、クライアント様と一緒になって、解決に向けて取り組みます。
これまでに、以下のような事例があります。
ある許認可を必要とする事業について、運営中に必要な手続きが漏れていたことが発覚した。
その補正について、クライアント様の代理人として、所管の官庁と協議して対処を完了し、行政処分等が生じないことを確認し、その確認した事項の意見書を作成した。
子会社に関連当事者取引に該当する可能性がある取引が発覚した。
当該取引について解消すべきもの、維持できるものであるかを確認した上で、権限分掌規程や新規投資の基準策定等の社内のガバナンス体制の強化をサポートした。
クライアント様が利用している店舗名称や広告表示について、商標法や不正競争防止法に違反している可能性があるのではないかとの疑義が生じた。
かかる疑義を払しょくするために、必要な対応を行った上で、公正取引委員会とも協議を行い、実質的に行政処分等が生じないことを確認し、その確認した事項の意見書を作成した。
クライアントの声
このIPO DDを行っていただいたおかげで、早期に問題点の発見・解消ができ、証券会社や証券取引所の審査は、実にスムーズにクリアできました。他の会社にも実施することを強くお勧めしたいです。
(現、グロース市場)上場企業
代表取締役社長
よくあるご質問
IPOの引受審査で、証券会社から違法性を指摘されて、IPOが延期されないようにしたいのですが、可能でしょうか?
上場に向けて内部通報窓口を作りたいのですが、可能でしょうか?
IPO DDで問題点が発見された場合、一緒に解決してもらえるのでしょうか?
料金
原則として、タイムチャージで対応させていただくことになります。
概算として200~500万円程度がほとんどです。